2016.09.03 Saturday
文豪が愛したアップルパイ・アラモード
ここは、京王井の頭線、駒場東大前駅から徒歩8分、駒場公園、日本近代文学館内にある本好きのための cafe BUDAN。メニューには作家や小説の名前がずらりと並んでいましたよ〜
コーヒーの種類は「芥川」「寺山」「鴎外」。唯一のアイスコーヒー「芥川」を選んだ私です。そしてケーキは、文豪が愛した銀座キャンドルのアップルパイ・アラモード。1950年、銀座みゆき通りで創業し、川畑康成、三島由紀夫等の文豪をはじめ、映画俳優、歌手などの数多くの著名人が足しげく通った老舗洋食屋として知られており、その「銀座キャンドル」のそのままの味で味わえると。そして、文豪たちが執筆活動中の中、通い愛した味を当時のことを想像しながらお召し上がりくださいと。
「じゃあ、これを!」とお願いしたら「焼くのに30分ほどかかりますので、カフェ内の本を読んでお待ちください。」とのこと。早速2〜3冊手元に置き、本を読みながら焼き上がるまでの時間を愉しんで〜
さあ、来ました! 期待以上にサクサクしたパイ生地。中のりんごの甘煮がシナモンと絡んでおいしく、また上のアイスクリームとベストマッチで〜 おいしゅうございましたよ!
9時30分からオープンしており、朝食メニューは3種類で、小説に描かれた内容をベースにシェフが素材や味付けをふくらませ構成されていると。本好きにはたまらない至福の朝ごはんだと。宮本百合子の「一九二三年、冬」の中にある、「グラノーラボウル」。そして、谷崎純一郎「蓼食う虫」の中の「レバートーストサンドイッチ」。新潮社・純文学書下ろし特別作品からの「ハードボイルド・ワンダーランド」の朝食セット。
次は朝食を食べに来ましょうか、、、、、